紙の本が電子書籍より優れている点ってなんでしょう? 紙の本は.. - 人力検索はてな
もういくつか出されているのですが賛同する形で
・保存性
奈良の考古学機関などは遺物、遺跡を必ず特殊な赤外線フィルムで撮影、保存していたそうです。デジタルメディアだと消失する可能性が高いという理由から。一応ハードディスク2台に記録してあるそうですが、メインはフィルムだそうです(フィルム製造が縮小されているので非常に困っているという記事がありました)。
電子メディアの保存方法、再生機器がコロコロ変わっているというのもデメリットの一つです。
紙(などの現物保存メディア)は保存性に優れ、特に和紙はひじょうに保存性にかけては優秀なのでそういう意味でずっと生き残るでしょう。
・紙質含めて作品である
写真集、画集などは高級紙を使い、どれだけの色を忠実に再現できるか、あるいは紙でどれだけの表現ができるかを追求したものが多いと思います。それを含め、総合表現であると考えたほうがよいでしょう。
・脳は画像で記憶する
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のだそうで、たとえば哲学書であっても理学書であっても、そのページの画像で記憶しています。それは紙質含めてです。
デジタルの、たとえばケータイ画面などではそういう質感を含めた画像とまでは認識できず、記憶から流れていってしまう、傾向があるように思います。
・再生画面の大きさ
ケータイで情報を取っている人も多いようですが、画面が小さいと一度に入る情報量が少なく、切れ切れで記憶しづらいというところがあります。
トリビアくらいならいいですが、しっかりした記事を読むには小さい画面ではなんだか読んだ気にならないというのはそういうことなんじゃないかと思っています。
そんなところでしょうか。
反面、電子メディアに期待するところをいくつか
・検索性
これは電子メディアが明らかに優れたところです。
一つのキーワード、一つの概念を追いかける、あるいは編集するなどの作業をするにはとても便利で、これによって手間が大幅に省けたのではないでしょうか。
ただその反面、「行間を読む」という作業がおろそかになっている面もあって、深みのある読みができなくなるのがよしあしですが。自戒をこめて。
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・字の大きさを改変できる
今後高齢化社会に向けて、とても大きなメリットだと思います。
以前はブラウザの性能が悪く、固定指定の字を大きくすることができずに非常に苦労したものですが、今は大きくして読むことができるので、大変に助かっています。
あるいは、色弱の方などにもブラウザで対応できるような改善ができるかもしれません。
現実ではいかんともしがたいいろいろな障害を乗り越えて勉強ができる、能力を発揮できるということが技術では可能かもしれない、と考えると、この分野で技術者は頑張っていただきたいととても思っています。
・省スペース
半永久的に保存しないといけないような公的機関には向きませんが、家庭などで保存するときはその保管場所に困ったりします。以前は本棚一つ占領していたような文書がその半分以下になるとすれば、都市の住宅事情を考えるととてもありがたいですね。本の重みで床が傾くのはありがちだそうですし。
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ただこれも再生方法がコロコロ変わったりするとおちおち安心してもいられないので、半永久的に保存が利くような記録再生方法を、メーカー各社は規格を作成して統一すべきだと思います(この辺はアメリカあたりが得意なので、オバマ政権に期待したいところ)
・無料で読める資料の増加
グーテンベルクや青空文庫など、著作権切れの貴重な資料が誰でも読めるようになりました。
歴史的資料集などはとても貴重なのですが、ユーザが少ないため、やむを得ず価格を上げなければペイしない事情がありました。ネットのデジタル化によって貧しい学生でも研究が非常に容易になったというのは大きいと思います。以前は複雑な図書分類を知らないと調査ができなかったのが、ネットの検索によって簡単に原典にアクセスできるようになったのもうれしいですね。
公営図書館というのも多くの人に書籍に接する機会を、というコンセプトでなされているところが多いと思いますので、こういうプロジェクトはぜひ推進してほしいところです。
(反対に歴史関係を扱っていた書店が潰れないか、という不安もありますが、行政などはそういう人材をそういうネットプロジェクトに活用できるような仕組みをぜひ作っていただきたいと思います)
以上思いついたところを書いてみましたが、電子機器に期待するところは大です。自分自身は紙の本、紙のメモが記憶にはあっていると思っていますが、上手に住み分け、あるいは改善して、お互いの長所を伸ばしあっていただきたいとユーザとして思います。
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